仕事が楽しくなる知識を共有

知っておきたいお金の話。超ざっくりとキャッシュフローを解説。

お金の知識 キャッシュフロー ビジネス教養 会社の仕組み

こんにちは!たかだんです。

皆さんはお金は好きですか?

大丈夫、答えなくてもわかります。大好きですよね!私も、もちろん大好きです。

今回は、ビジネスにおけるお金の重要な管理知識であるキャッシュフローについて紹介します。

YouTube動画でもわかりやすく解説しています。まずは18分ほどの動画でサクッと学びたい方はこちらからどうぞ!

キャッシュフローとは?

キャッシュとは「お金」、フローとは「流れ」を意味します。つまり、キャッシュフローとは「お金の流れ」です。

モノを売るとお金が増加し、モノを買う(仕入れる)とお金が減少する、そういったお金が増減する流れですね。

会社が存続するルールとして、取引先への支払い期限に手元のお金が足りず(現金がマイナス)支払うことができない状態に陥ってしまうと倒産ということになります。手元のお金を十分に残す、ということが安定した会社経営の絶対条件です。

キャッシュフローを学ぶメリット

多くの企業では、経営や事業計画・予算に携わる立場でない限りは、キャッシュフローについて普段言及することもされることも無いですし、意識せずに働いている方も多いと思います。また、個人経営であるフリーランスであってもITエンジニアなどでは仕入れが発生せず経費もほぼかからないため手元現金のショートが発生しにくく、常に意識するということは少ないかもしれませんね。

あなたにとってキャッシュフローの問題が起こらなければ意識する必要は無いでしょうか?私の意見としてはNoです。プロの経理としての知識までは不要ですが、ざっくりとした仕組みを理解しておいた方が絶対に役立ちます。

ビジネスは複数の人々がそれぞれの立場・役割でつながっており、仮にあなたが現場のいち作業員、またはお金の管理に携わらない立場の管理職であっても、キャッシュフローを管理している人とは必ず繋がっています。そしてビジネスが成立するか否かの評価は良いキャッシュフローを作れるかによるところが大きく、あなたの評価もキャッシュフローによる影響が大きいはずです(評価の重要指標として「業績」という要素がありますが、これも良いキャッシュフローを作ることができていれば自ずと良い結果になることがほとんどです)。

あなたの仕事内容に下記が含まれる場合はキャッシュフローについて理解しておくと社内評価や取引先との条件交渉有利になります。逆に、理解していないことで思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。

  • 請負・準委任のサービスに携わっている方
  • 仕入・外注に携わっている方
  • 仕事のスケジュールやチームメンバーの管理に携わっている方
  • サービスの提案や見積作成に携わっている方(フリーランス含む)

前提知識としてお金の増減タイミングを知ろう

ビジネスでは、手元のお金が増減するタイミングは大きく分けて「今払い」「後払い」「先払い」の3種類です。

1.現金取引-今払い

これは商品の仕入れや販売のタイミングで、文字通り現金で決済することです。コンビニやスーパーのレジで現金支払いをするのとおなじイメージです。これは売買のタイミングでお金が増減します。

2.掛取引-後払い

大きなお金のやり取りでは、商品やサービスの納品後に、まとめて銀行振り込みで支払をすることが良くあります。いわゆる「ツケ払い」ですね。会計用語では仕入れのツケを「買掛金」、販売のツケを「売掛金」と呼びます。

売掛金・買掛金には「支払い期日」を設定します。この期日は売る側と買う側の双方の合意で決まります。例えば、1月の販売代金に対して「2月末日までを支払い期日とする」などです。

このような掛取引では、銀行振り込みで支払をするタイミングでお金が増減します。

この他にも似たような後払いの仕組みとしてクレジットカード決済や手形取引があります。

3.先払い

個人でのショッピングでは「入金確認後に商品を発送いたします」ということが良くありますね。商品の納品やサービスの着手前に支払いが発生しお金が増減することを先払いと言います。

ビジネスでもお互いの力関係や信頼関係により先払いの交渉が発生することがあります。

・大きな仕事を途中でキャンセルされてしまうリスクを緩和するために着手金、一部先払いとする場合
・サービスに必要な材料費等の仕入れが高額であるなどの事情から、着手前に相応の金額を先払いとする場合
・資金余力の無い企業が長期間の仕事を請負う際に、作業期間や進捗に対して先払いとする場合

有利なキャッシュフローを作るには?

ここまでのお話は特に難しいことはなかったと思います。では、有利なキャッシュフローを作るには具体的にどうしたら良いのでしょうか?なんだか難しい話になりそうですね。でも安心してください!おさえておくべきポイントは次の2つだけです!

ポイント1.販売の入金はなるべく早く!

先払い > 今払い > 後払い(短い支払期限) > 後払い(長い支払期限)

ポイント2.仕入の支払はなるべく遅く!

後払い(長い支払期限) > 後払い(短い支払期限) > 今払い > 先払い

当然の話ですよね。もらうお金は早い方が良いですし、支払うお金は少しでも後の方が助かります。

キャッシュフローが有利だと何が良いの?

キャッシュフローが有利、つまり手元にお金が沢山あると何が良いのかについて知ると、有利なキャッシュフローを作るモチベーションアップにもつながります。

例として、あなたは工場を経営しており、10億円分の製品を製造する仕事を請負うとしましょう。原材料費や製造ラインを担当するスタッフの人件費などのコストには8億円かかります。つまり、2億円の利益が出るビジネスです。

このままでも何とか利益は出そうですが、製造ラインに最新の機械を1億円かけて導入すると原材料のロスや人件費の効率が改善されコストが8億円から6億円に改善されるとしたらどうでしょう。つまり、今回の仕事だけで見ても機械の導入コスト1億円を入れても利益が2億円から3億円に増えます。さらに、今後も同じ製造ラインを使う仕事のコストが下がるので良いことだらけです。

もちろん、あなたは1億円で最新の機械を導入しますよね?そう…1億円を支払う余力があれば、です。こんなに分かりやすいチャンスが目の前に転がっていても、十分なお金が無ければ指をくわえて見ているだけ、悔しい思いをするだけです。あなたは泣く泣く古い機械を使い続け、薄利多売のビジネスを続けるかもしれません。もしかしたら、資金に余力のある同業他社が最新の機械を導入しコストを下げることで価格競争力を強め、あなたの会社の仕事を根こそぎ奪っていくかもしれません。

有利なキャッシュフローを作り、いつでも使えるお金をたくさん持っておくことでビジネスを有利にすることができます

あなたの仕事とキャッシュフローの関係性

キャッシュフローの大切さが分かったところで、あなたの話に戻しましょう。

仮にあなたが経営者でも管理職でもない、いち作業員だったとしても、あなたの仕事の結果は間違いなくキャッシュフローにつながっています。

私は若いころに、自分の作業ミスで納期を遅らせてしまったりしたことがありました。納期を1カ月遅らせれば会社に入ってくるお金は1カ月遅れます。今思い返すと当時は十分に意識していたとは言えませんが、この「納期やキャッシュフローをあまり意識しない感覚」が社内に蔓延してしまうと会社のお金はどんどん減っていきます。

お金の無い会社はチャンスを十分に活かすことができず、業績がアップしません。そうなるとあなたの評価や給与は低いままとなるでしょうし、ある日突然会社が倒産してしまうかもしれません。

ポジティブな考え方をすると、あなたはまだ「いち作業員」かも知れませんが、自分と他の関係者やお金の流れを良く見ることで、会社の為にもなり自分の評価アップにつながる仕事のやり方が見つかるかもしれません

特に、少人数の中小・零細企業では、若いうちから販売・仕入の契約に関わる仕事を任されることがあります。また、職業柄、営業やエンジニアは契約内容と直接関わりのある見積作成を任されることもあるでしょう。

あなたが何かの仕事を任されるとき「うちの会社のキャッシュフロー、頼んだぞ!」と言われることはあまり無いでしょう(笑)しかし、これは間違いなく重要な要素です。見積作成や取引先との条件交渉をする際に、目に見える利益額だけではなく、支払いまでの期間も含めて上司に相談したり社内で検討できるようになると、あなたの仕事の品質もグッと上がると思います(あなたが原因の納期遅れなど絶対に出さないぞと理解しているわけですから…)。

あなたの社内での立ち位置によっては「そんな事、君が気にする必要は無いよ!」と言われるかもしれません。そうであっても、自分の中の仕事の基準として、意識の片隅に置いておくのは良いことです。

関連動画

いかがでしたか。キャッシュフロー面白いかも、と思ったら是非ご自身で調べたりシミュレーションしてみることをお勧めします。

下記のYouTube動画では、実際にキャッシュフローの簡単なシミュレーションを演習形式で紹介しています。ぜひこちらもご覧ください!